最近よく聞かれる言葉に、機能性ディスペプシアと言った言葉があります。
胃の痛みや胃もたれなどの辛い症状が続いているにも関わらず、内視鏡検査などを行っても異常が見つからない病気です。
日本国内の推定患者数は、約1500万~3000万人とも言われていて、日本人のおよそ4人に1人が悩んでいる計算になります。
命に関わる疾患ではないと考えられていますが、生活の質に著しい低下が見られ、日常生活における生産性の低下が問題となっています。
また、ピロリ菌と言った言葉を耳にした方もいらっしゃることとおもいますが、ピロリ菌は胃に存在していて悪さをします。
ピロリ菌を胃から取り除くためには、除去治療が必要になってきます。
今までピロリ菌の除去治療は、胃潰瘍、十二指腸、早期胃ガンの治療後など、症状が進んだ状態でなければ保険は適用されませんでした。
しかし2013年、将来的な胃ガンの予防効果が認められたことから、ピロリ菌による慢性胃炎にも保険が適用されるようにはなりました。